[Linux 16] 新刊のご案内

Kenichi Nakamura nakamura @ upwind-technology.com
2003年 11月 20日 (木) 17:25:09 JST


組み込みLinuxMLの皆様 

こんにちは。中村@アップウィンドテクノロジーです。 
今日は関東はあいにくの雨です。 

 先日、ご案内させていただいた第12回SOFTIC国際シンポジウムに参加された方はいら
っしゃいますでしょうか?もし、いらっしゃいましたら感想などを投稿していただける
と幸いです。

 さて、「組み込みLinux」関連の新刊(直接関係のないものも紹介します)が出るよ
うですのでいくつか紹介します。

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「はじめようLinux」
 日経BP、2003年11月20日発売、価格1280円(本体1219円 + 税)
 http://itpro.nikkeibp.co.jp/linux/extra/mook/mook08/index.shtml
 11月6日(日本時間)に公開されたばかりの「Fedora Core 1」を付録DVD-ROMに収録。
 「Fedora Core 1」とは、「Red Hat Linux」の事実上の後継版に相当する最新Linux
 ディストリビューションです。』

 コメント:
  「組み込み」とは、直接の関係はありませんが・・・。
  来月末でRed Hat Linux 7.x, 8のサポートが終了し、来年4月末でRed Hat Linux 9
  のサポートも終了するRed Hat Linuxですが、組み込みLinuxシステムの開発には、
  一般的にホスト環境としてのLinuxが欠かせません。そこで、来年4月以降も安心し
  て組み込みLinuxシステムの開発を続けられるようツールベンダーもユーザーも今
  から「Fedora Core 1」を評価しておくことが大事です。
  (今のところ、Fedoraユーザーをサポートする会社はないようです。)
  私も含めて大きなファイルをダウンロードして何枚ものCDやDVDに焼くのが面倒な
  方、Linuxのインストール経験が少ない方は、本書を購入するのが手っ取り早いで
  しょう。

  #本日発売ですので今夜は(早く帰宅できる方は)自宅でボジョレー・ヌーボーを
   片手に、まずはインストールを楽しむ?のも良いかもしれません。
   (インストールしても、すでにRed Hat Linux 9をご利用されている方にとって
    は、あまり変更点がないように思えるかもしれません。)

 閑話:
  Fedoraとは、本書の表紙にも載っている赤い鍔つきの帽子です。Red Hatのロゴで、
  Shadowmanが被っています。本物が欲しい方は、
  こちら(http://www.redhat.com/apps/commerce/coolstuff.html)
  で購入できます。私も所有していますが、残念ながらなかなか身に着ける機会はあ
  りません。


「Embedded UNIX Vol.5」
 Interface 編集部 編、2003年11月15日発売、定価1,490円(税込)
 第1特集 Linuxカーネルの構築とオープンソース活用術
 第2特集 μITRONとLinuxによるハイブリッドOSの徹底研究
 http://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/MIF/MIFZ200312.htm

 コメント:
  カーネル構築の手順、gdbを使ったデバッグ方法、音楽・映像データのコントロー
  ル、ハイブリッド方法の活用方法について執筆されています。また、連載記事の
  「uClibcによるライブラリ縮小化」は小容量のROMにLinuxシステムを詰め込もうと
  あれこれ苦労されている方にとっては、たいへん役立つ記事かと思います。大容量
  のROMが安くなったとはいえ、小さいのに越したことはありません。これを読んで
  uCLinuxに乗り換えてみるのも一つの手かと思います。


「組み込みLinuxシステム構築」
 Karim Yaghmour著、林 秀幸訳
 オライリー・ジャパン、2003年11月22日発売予定、本体価格4,400円
 ISBN4-87311-161-7
 原書:Building Embedded Linux Systems
 http://www.oreilly.co.jp/BOOK/belinuxsys/

 コメント:
  またまた組み込みLinuxシステムを対象としたHowto本が出ました。
  目次を見るとバスと各種インターフェース、開発環境の構築からカーネルの構築、
  ファイルシステムの構築、ブートローダー、そして最後にフラッシュへの書き込み
  と広範囲にわたり組み込みLinuxシステムの構築に必須の項目が解説されているよ
  うです。同社の「詳解Linuxカーネル」、「Linuxデバイスドライバ」に続き、組み
  込みLinuxエンジニアにとって第三のバイブル本となるかもしれません。
  今週末の三連休は(休める方は)ゆっくりと本書を読むのも良いかもしれません。

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最後に:
 CQ出版のEmbedded UNIXもVol.5となり、「組み込みLinux」を扱った雑誌、書籍がど
んどん増えてきています。私が一部を執筆したTECHI Vol.16「組み込みLinux入門」も
売れ行きが好調とのことです。このようにいまや「組み込みLinux」は実際の製品に採
用されるようになり、組み込み業界だけでなく、メディアもますます注目するようにな
りました。(組み込みLinuxが採用されている製品一覧については、今月のLinuxマガジ
ンに掲載していますので是非ご覧ください。)
 また、産業やメディアだけでなく学問の分野でも、「組み込みLinux」にいち早く注
目し「組み込みLinux」についての講義をすでに提供している大学院もあります。
 このようにどんどん広まっているように感じられる「組み込みLinux」ですが、実際
に開発現場でご活躍されている皆様方はどのように感じていらっしゃいますでしょうか?


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アップウィンドテクノロジー・インコーポレイテッド (Upwind Technology, Inc.) 
技術部 中村憲一 
E-mail:nakamura @ upwind-technology.com 
URL:http://www.upwind-technology.com/




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