組み込みLinuxカーネルの構築時にこれだけは知っておかなければならない項目

アップウィンドテクノロジー・インコーポレイテッド
中村憲一
(2003/9/8)

※ 以下の記事は、Interface 2002年7月号別冊付録「組み込みLinuxとITRONの活用テクニック」、Interface増刊 TECH I. Vol.16「組み込みLinux入門」に掲載された記事とほぼ同一の内容です。

はじめに

前回の「組み込みLinuxカーネル構築の実際」では、組み込みLinuxカーネルの構築手法について簡単に説明しましたが、実際のシステムを開発するにあたっては前回説明した知識だけでは不十分です。そこで、本稿では、組み込みLinuxカーネルの構築時に知っておかなければならない知識について説明します。

さて、前回の説明で読者のみなさんは無事に組み込みLinuxシステムの開発ツール、カーネル、ライブラリを構築できるようになったかと思います。ただ、どのようにカーネルをコンフィグレーションをすればよいのか疑問に思った方、また疑問に思わなくても自分自身が行ったコンフィグレーションの内容に不安がある方も多いでしょう。というのも、組み込みシステムには、PCのような標準のプラットフォームが存在しないからです。強いてあげれば、各半導体ベンダーが出荷している評価ボードが各アーキテクチャの標準のプラットフォームと言えるでしょう。しかし、この「標準」の評価ボードですら、専用のドーターボードを装着したり、コンパクトフラッシュカードを装着したり、はたまた、PCIソケットやPCMCIAソケットに特殊なカードを挿入したり・・・、と同じ評価ボードでも評価する方によって使い方は千差万別です。よって、それぞれのコンフィグレーションの内容も異なるものになります。では、最適なコンフィグレーションを行うには一体、どのような知識が必要とされるのでしょうか?(注1

注1. 「組み込みLinuxカーネル構築の実際」を読まれていない方は、まずはそちらを参照してください。

目次

1. 組み込みLinuxカーネルの構築時にこれだけは知っておかなければならない項目

2. カーネルのブート過程

3. RedBootについて

4. Red Hat Network(RHN)



[ 次のページ | 前のページ | 目次へ ]
お問い合わせは info@embedded.jp まで